「大分には感謝の気持ちしかない」。河原和寿にとって、今節の対戦相手である大分は古巣。そんな言葉が出るのも理解できるが、河原が大分で過ごした期間は10年シーズン後期の半年のみ。その“感謝”とは、昨季の大分戦においてホーム&アウェイでそれぞれゴールを挙げている相性の良さという意味のモノではない。
河原は「プレーした期間は短いけど、いまでも大分から応援してくれているサポーターの方もいるし、大分のスタッフも気にかけてくれている」と、半年という在籍期間ながらいまでも続くその関係性の良さをアピールした。今季、開幕前に大分で練習試合をおこなった際にも大分のサポーター、スタッフらと談笑する姿を見せていた。その練習試合でも河原はゴールを決めて大分キラーぶりを発揮しているだけに、今節では強く警戒されることが予想されるが、「厳しくマークされるかもしれないけど、結果を出したい」と、目指すはチームを連敗脱出に導くゴールだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/04/05 07:00