クラブの粉飾決算問題により辞任した亀井文雄前社長に代わる愛媛FC新社長として豊島吉博氏が正式に就任することが13日の取締役会にて決定し、就任会見がおこなわれた。
豊島新社長は現在64歳。平成6年から日本サッカー協会常務理事兼事務局長など要職を歴任し、平成25年3月からは愛媛県サッカー協会会長を務め、同協会会長と兼務する形での就任となる。豊島社長は「いままで培ったノウハウをすべて愛媛FCに注ぎ、県民にスポーツを楽しんでもらえる環境を作りたい」と就任にあたっての意気込みを述べた。
新たな人事などを含めた体制の構築は4月からとなる模様だが、「組織、役員、事務局体制が脆弱だった」(豊島社長)ことが要因となって起こった粉飾決算の再発防止を含め、クラブ内の組織再編にも着手する。「愛媛で育ててもらい、これが人生最後の恩返し。人生の集大成で、サッカー人生最後のご奉公だと思って頑張りたい」(豊島社長)。不退転の決意でクラブの舵を握り、新生・愛媛を再出発させる。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/03/13 20:15