日本中が忘れてはいけない一日、3月11日。チームで唯一、東北を故郷に持つ今野泰幸は東日本大震災から4年目の節目をリハビリのさなかに迎えた。
まだランニング中心の別メニューで、4月の本格復帰を目指す背番号15は「あれだけの被害が出たわけだし、まだまだ大変な人もいる。同じ日本人としてやれることをやって一つにまとまれば、東北も復興に近づく」と話す。
昨年末は日本代表の活動もあってチャリティーマッチには参加出来なかった今野ではあるが、東北出身のJリーガーとして心に誓うのはプレーで被災地を勇気づけることだ。
「今は怪我で出られないけど、TVを通じてでも少しでも僕が頑張っている姿を見せて、勇気づけられたら」。胸に秘めた強い故郷への想いとともに、今は完全回復だけに邁進する。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/03/11 18:57