8日の明治安田J2開幕戦で大宮が対戦するのは、明治安田J3から昇格1年目の金沢。未知な部分が大きいが、渋谷洋樹監督にとってはよく知る顔もいる。金沢の森下仁之監督は、現役時代にPJMフューチャーズでチームメートだったという縁がある。
森下監督について、渋谷監督は「選手としては非常にうまかったし、しっかりサッカーを考えていた。指導者になっても、ジュニアユースの監督やコーチをやっていて、子供たちと接することも含めて指導がうまいと感じている」と賛辞を惜しまない。昨季もよく連絡を取り合った仲で、甲府時代に教え子だった金子昌広を金沢が獲得する際にも、森下監督から連絡があったという。
旧友が時間をかけて作り上げたチームに対して、指揮官は「カウンター、(ロングボールから)水永(翔馬)選手の周辺、そしてセットプレー。この3つで来る。シンプルだけど、そこを極めてきている」と警戒を強める。それぞれの武器に対して対策を徹底し、一戦必勝を貫く構えだ。
(大宮担当 片村光博)
2015/03/07 07:00