残り2試合で残留圏まで勝ち点3差と、厳しい状態に立たされている大宮。その中でGK北野貴之が負傷し、清水慶記が出場機会をつかんでいる。今季開幕の時点でレギュラーの座を射止めながらシーズン途中からポジションを奪われた清水だが、最重要な局面で再びチャンスを得ることとなった。
「勝つしかないので、みんな同じ方向を向いている。1試合1試合、勝つことだけを考えてやる。もう後がないし、割り切って、自分たちが持てる力を100%出していく」。清水はそう語り、チームの苦境に気負うよりも目の前の一戦だけを見据える。
今節・名古屋戦は勝たなければ残留の望みが絶たれる可能性もある。清水は「ここでしっかり勝たないと、何も起こらない」と現状を見つめ、その上で「残り2試合とも勝てるように、まずは名古屋戦だけのことを考えてやっていきたい」と一戦必勝を誓った。
(大宮担当 片村光博)
2014/11/25 18:50