武井択也は14日の練習でふくらはぎを痛め、しばらく別メニューが続いていた。だが29日から全体練習に復帰。早速軽快な動きを披露している。30日には「相手のプレスをかいくぐって…」と話す武藤雄樹と記者の間をかいくぐって帰るパフォーマンスも見せた。
「負傷する前から試合に絡めていなかったし、自分自身のプレーをもっと高めないと」という武井は、G大阪所属時にタイトル争いも残留争いも経験した選手である。現在の仙台は残留争いの渦中にあるが、「どうしてもプレッシャーはかかるものだし、いつもどおりのプレーがメンタルで大きく左右される」と警戒する。
その中でチームが現在守備を重視した戦い方をしていることについては「シンプルにやるべきことが整理されているので、戦術的にも現状に即しているし、心理的にも迷いをなくすことにもつながります」ととらえ、「その中で、ボール奪取など自分にできるプレーをしっかり高めたい」と、試合での貢献を目指している。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/10/31 17:28