ホームで行われたJ1第6節の鹿島戦(0●2)では先制点を決められるなど手痛い目にあったダヴィの出場停止は、G大阪の守備陣にとって好材料となりそうだ。
「ダヴィが出られないのは鹿島的には痛いはず」と丹羽大輝が言えば、ボランチの今野泰幸も、「僕はダヴィみたいな選手が凄く好き。うちのパトリックと同じように前にボールを蹴っておけば何とかしてくれるし、凄く良い選手だと思っている」と語る。5連勝中はわずか1失点しか許していないG大阪の守備陣も、鹿島のブラジル人アタッカーは脅威のようだった。
ただ、ダヴィの出場停止にも選手と指揮官は決して気を抜いていない。長谷川健太監督は、「鹿島はダヴィ一人で点を取ってきた訳ではない。一番強力なのは2列目」と勢いのあるセカンドラインを警戒。このところ持ち味のコーチングだけでなく、個の対応でも秀逸なところを披露している丹羽は、「ダヴィに代わって出る選手はモチベーションが高い」と話す。
リーグ最多得点の鹿島の攻撃力を、再開後のリーグ戦9試合で完封中の守備力で迎え撃つ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2014/10/02 19:09