「広島は思い出の場所。何かの助けになれれば」(駒野友一)。第二の故郷を思う気持ちを、行動に移した。
広島市北部で発生した土砂災害の被災者を支援するため、磐田選手会は先月31日、ホーム・栃木戦(前節/●2-3)の試合前にヤマハスタジアムで募金活動を行った。ベンチ外となった木下高彰、上村岬、小川大貴が選手会を代表して特設ブースに立ち、サポーターに協力を呼びかけた。
この募金活動を磐田選手会に提案したのは駒野友一。出身は和歌山県だが、地元の中学校を卒業後、広島ユースへ加入。00年にトップチームに昇格し、07年まで広島でプレーした。「災害が起きた近くに住んでいて、ニュースの映像ではよく見ていた風景も映っていた。そこで災害が起きたと思うと・・・」と複雑な心境を語る。
「協力していただいたサポーターの皆様に『ありがとう』と伝えたいです。そして、広島が少しずつ復興することを願っています」(同選手)。この日集まった義援金はJ1・広島を通じ、被災地の復興支援に活用される。
(磐田担当 南間健治)
2014/09/03 14:57