前節・大分戦(2●3)の途中で負傷した井林章に変わって急遽CBを務めたのはスタートでは右SBとしてプレーしていた田村直也。今節・水戸戦の準備段階でも「井林が戻ってこなかった場合の準備はしている」と、田村の良さである多くのポジションをこなせる強みはチームにとっては非常に大きな力になる。
大分戦で急遽コンビを組んだキム・ジョンピルは「田村さんはラドンチッチにも高さで負けていなかった」と井林より身長が低い田村が高い相手に負けなかったことに感心したようだ。続けて「イバ(井林)がいないので、僕はヘディングを今までより2倍頑張る」と水戸戦にあたって頼もしいコメント。
今季CBとしてチームを支えてきた井林の負傷は大打撃だが「グループで良いプレーができるように、そこも自分の任されている仕事」(田村)。いまの状況はピンチであることは間違いないが、キャプテン田村を中心に良い力に変えて、水戸戦では勝ち点3を取りにいく。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/08/15 15:35