J1第17節までを終えて16試合に出場し、1得点を挙げている鈴木武蔵。昨季までリーグ戦は途中出場だったが、プロ3年目の今季は先発出場も増えている(ここまで10試合)。
フィジカルの充実はもちろん、「チームで求められる動きができるようになったところが評価されて、出してもらえていると思う」と鈴木。瞬足を生かしたスペースへの抜け出しもその一つ。また以前は「ボールと自分しか見えていない」と注意されていたが、最近の練習ではテンポよくフリーの味方にパスをつけ、得点機をアシストする場面も増えて来た。これまでできなかったことを、少しずつ、できるようになる喜びも感じている。
「でも、まだ成長しないといけない。監督からも細かい部分を丁寧に指導してもらっているし、少しでも上達したい。もっと点を取ってチームを救える選手になりたい」と活躍を誓った鈴木。今季最初に立てた個人目標は「2ケタ得点」。チームを上位へ導くためにも、リーグ後半戦での大ブレイクに期待したい。
(新潟担当 野本桂子)
2014/07/31 10:34