早稲田大の3つ後輩にあたる片山瑛一に関して、先輩の岡根直哉に尋ねると、意外な答えが返ってきた。
「あまり一緒にプレーしたことがないんですよ。1回もしゃべったことがないですしね。プロ志望だったとも思わなかった。プロになる選手は1年生から(Aチームに)絡んでくるけど、まったくでしたから。だから、まさかプロでこんなに活躍するとは」
“無印”だった後輩の台頭に驚きを隠せない様子の岡根だが、「対戦したときに、良い選手だと思った。ガムシャラで頑張るプレーヤー」という実感を得たそうだ。また、片山には前回の対戦で決勝弾を奪われていることから、より一層、警戒レベルを上げており、「CBで出たらマッチアップすることになるけど、後輩なので負けたくない」と宣戦布告した。
ボランチから本職のCBに戻ったここ数試合、安定感と存在感を見せている岡根。持ち味の一つであるコーチングで最終ラインを束ね、好調・岡山と後輩を封殺することに尽力したい。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/07/24 18:58