もしもそんな賞があるのなら、間違いなく今季の「ベストスルー賞」にノミネートされるであろう、松岡亮輔のプレー。前節・北九州戦の19分に石川竜也の先制点を導いたモノだが、ディエゴからのマイナスのグラウンダーにタイミングよく入り、マークも外していたことで、味方も欺くようなまさかのスルーとなった。
「最初のイメージは自分でもらってシュートを考えていた。(ボールの位置が)左足やったんで、コントロールですかね」と右足に持ちかえてからのシュートを想定していたが、そこで聞こえてきたのが石川竜也からの「スルー!」の声。
「タツさん(石川)のポジションはハッキリとはわかんなかった。ただ、ずっと流れでやってる中の位置取りは把握してる」と、ここでスルーを判断。
結果的にこれが得点につながったが、「結構、タツさんの左足からはきつめな角度やと思うけど、よく枠に入れたな、すごいシュートだなと思った」と石川のシュートを讃えていた。
(山形担当 佐藤円)
2014/07/23 21:04