今季19試合を戦い終えた東京Vは、結果を出せていない状況であるが、毎試合先発メンバーを選ぶ監督にとって頼もしい存在がいる。今季からコーチとして東京Vに関わっている安田好隆コーチだ。
「フィールドプレーヤー27人全員から監督が18人を選べる状況を作る」と話す安田コーチ。その言葉どおりシーズン前からのけが人であるキローラン木鈴、福井諒司を除くと目立ったけが人は出ていない。強いて挙げるならば平本一樹の名が挙がるが、試合での対人による負傷のため、「アクシデント」と安田コーチは言う。
「筋肉系のけがはオーバーワークによるモノ、練習量を減らして走れないでは元も子もないが、いまチームを見ている人で選手が走れていないと感じている人はいないと思う」。安田コーチは、これから夏場の苦しい時期にも走れる、なおかつ試合をリフレッシュした状態で迎えられるように仕上げていく。
すべてのクラブにとって厳しい環境になる日本の夏だが、東京Vにとっては順位を上げる最高の夏にしなくてはならない。そのための準備を着々と進めている。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/06/24 15:15