今節の対戦相手である千葉は、下村東美にとって古巣との対戦。「僕がいたころ(07年から09年)のメンバーはほとんど残っていないが、対戦するのが楽しみなチームの一つ」と話す下村の最近の役割は、試合を締める『クローザー』としてのモノ。第12節の富山戦(2○0)では5分間、第14節の群馬戦(2○1)と第15節の岐阜戦(1△1)は10分間。そして前節・松本戦(1○0)では1分間の途中出場。短時間ではあるが、退場者を出して引き分けを狙いにいった岐阜戦を除き、勝ち点3の獲得につなげるという重要な役割を背負ってピッチに入っている。
「監督やチームメートが何を望んでいるのか。あるいはピッチに入った時点の流れの中で自分がするべきことを素早く察知してプレーで表現すること」と、クローザーとしての心得を説くが、松本戦はさすがに難しかったという。「松本がパワープレーに出ていた状況だったので、いきなり突風の中に放り込まれた感じで、大変でしたよ」と、試合の流れに乗る途中出場ならではの難しさを巧い表現で解説した。
古巣との対戦で下村が出場することになれば、それは北九州の勝利、もしくは勝ち点の獲得が目前であることを意味する。
(北九州担当 島田徹)
2014/06/19 17:37