関西外語大卒業後、1シーズンのブランクを経て06年はニュージーランドのベイ・オリンピックでプレーし、チームをリーグ優勝へと導いた室拓哉。以後は日本に戻り、07年は東京V、08年から13年までは鳥栖で守護神を務めた。
07年の東京V、11年の鳥栖でのJ1昇格を振り返り、「これまでに2度、昇格を経験していますからね。自分が行ったチームは上がりますよ」と豪語。「じゃあ大分も?」と突っ込まれると、「たまたまかもしれないけど」と手堅くリスクマネジメントも忘れずに「チームを後押しする」と約束した。
今季はまだ公式戦での出場機会がないが、「一人の選手としてできることをしたい。自分の置かれているところで精いっぱいやる」と語る。
インタビュー前に手を滑らせてアイシング用の氷を床一面にぶちまけるというファンブルで笑いも誘いつつ、ゴールを背負えば堅守を貫く。豊富な経験を生かしたムードメークにも期待したい。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/06/03 20:41