リーガ・エスパニョーラ2013-14シーズンは、アトレチコ・マドリーの優勝で幕を閉じた。
仙台の渡邉晋監督は、コーチだった2012年12月に、当時の手倉森誠監督(現・U-21日本代表監督)やスタッフ陣とともにスペイン研修に行った。ディエゴ・シメオネ監督に率いられたアトレチコ・マドリーの練習を見学し、2試合を観戦した。
「アトレチコとバルセロナが対戦した試合も見たんです。スペインで、しかもポゼッション能力が高いバルセロナに対して、堅い守備組織とそこから攻撃に切り替えてラダメル・ファルカオ(現・モナコ)らを生かす攻撃組織を両立していたのが印象に残っている」という渡邉監督。
4月の仙台監督就任以降、アグレッシブな守備から素早く攻撃に切り替えるスタイルの下で仙台の調子を上げている渡邉監督は、そのアトレチコの優勝について、「あのような組織的スタイルの強さを、自分たちも表現できるようになりたい」と刺激を受けた模様だ。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/05/21 21:16