いろいろ面で、福岡と京都の差を感じざるを得ない試合だった。福岡は選手一人ひとりが頑張ろうとしていた。しかし、それは共通意識の下で行われている頑張りではなく、単に個々がそれぞれで頑張ろうとしているものだった。一方で京都は、チームとしての共通意識が明確で、一人ひとりが自分の役割をこなし、さらに周りを助ける動きをした。京都は大木監督が率いて2年目、福岡は先週で契約解除となった前田前監督が今季就任したという、指導した期間の違いは当然ある。だが、それを考慮しても、あまりにも大きな差があることを痛感せざるを得なかった。
(福岡担当 荒木英喜)
2012/11/07 13:50