11日、清水のアフシン・ゴトビ監督は、ヤコヴィッチについて「村田(和哉)ほどではないが、彼は非常にスピードがある」と話した。
加入会見で本人は「スピードがストロングポイント」と話していたが、練習や試合を観る限りスピードがあるという印象はなかった。しかし、右SBで出場するやいなや、チームは公式戦2試合連続無失点。これまでほとんどSBの経験はなかったが、スピード自慢の選手とマッチアップした際にも、きっちりと役割をこなしている。試合中、CBとして横でプレーを見ている平岡康裕も「ヤコ(ヤコヴィッチ)はスピードがある。ヨーロッパ特有の足の長さを使った独特の間合いで1対1を止めている」と分析している。
ゴトビ監督が「彼のニックネームは“ホッキョクグマ”。冬眠から目覚めてくれた」と、彼の活躍について喜びを隠し切れない。公式戦無失点試合継続に向けて、ヤコヴィッチの力が必要になる。
(清水担当 田中芳樹)
2014/04/11 18:14