期限付き移籍を終えて今季より磐田に復帰した岡田隆が10日、30歳の誕生日を迎え、練習後にチームメ-トから生卵、小麦粉、水を使った盛大な祝福を受けた。チームでは昨季途中より恒例となっているブラジル式の祝福に面を食らったが、「気にかけてくれるというのはやはり選手としてうれしいこと」と笑顔を見せた。
開幕前の練習では主力組の左SBを務めることもあり、スタメンを狙える位置にいたが、3月上旬に左足の肉離れで離脱。強い決意をもっての古巣復帰だっただけに、「チームのために何もできていない…」との思いが脳裏をよぎった。それでも「何事もプラスに捉えないと」と気持ちを落とすことなくリハビリを続け、9日に全体練習に合流した。
復帰初日から大声でチームを鼓舞。「チームの雰囲気は明るい。ただ、もう少しミスに対して厳しさがあってもいいかもしれない」。3年ぶりの古巣復帰だからこそ、見えるモノがある。「自分は声しかないから」と笑うが、責任感は人一倍強い。頼れる選手会長が帰ってきた。
(磐田担当 南間健治)
2014/04/11 14:47