前節の讃岐戦(2○1)で途中出場を果たした宮本亨。59分に負傷した前田和哉の代役として急きょプレーすることになったのだが、冷静なプレーでホーム2連勝に貢献。柱谷幸一監督も試合後の会見では高く評価したのだった。
突然の出番にも冷静さを保つ秘訣とは?
「ベンチの後ろで体を動かしながらも試合は見ている。味方と相手の両方をね。味方だったら、うまくいっていないことを特に頭に留めておく。それをピッチに入ったら伝えて修正するために。相手については良いプレーや良い動きをする選手を意識して見ておく。ピッチに入ったときに自分がそれを抑えるための準備として。でも、この前は予想外の出場だったし、キャプテン(前田)の交代でもあったから、まずはチームを落ち着かせることを優先した。そのためには自分が冷静でいないと。バタバタするとチームに伝播しちゃうからね」
事前の情報収集能力とチームの現状に対する分析と的確な対応。これぞベテランの仕事である。
(北九州担当 島田徹)
2014/04/02 15:03