開幕戦・熊本戦に先発出場するも、見せ場を作れないまま前半のみで退いた森村昂太。開幕戦から一夜明けた3日、日本経済大との練習試合に2日連続で先発した。
開幕戦について「単純に悔しかった。不完全燃焼に終わった」と苦々しく話した森村。しかし、この日の練習試合ではそのうっ憤を晴らすかのように開始56秒で電光石火の先制弾を記録するなど2得点を奪った。
疲労を考慮し、前半のみのプレーとなったが、前への意識を高く持ち、ゴール前に数多く顔を出した。「熊本戦の試合前に監督から『後先考えるな』という話があったのに、それができなかった。だから、今日は10分で終わってもいいというくらいの気持ちで入った」と練習試合後に振り返った言葉どおりに、アグレッシブな姿を見せた。間で受け、リズムを作るのが森村の良さだが、福岡ではスピードが求められる。その使い分けの難しさに葛藤があるようで、「まずは自分の問題」と言い切る森村は、成長のためにもがいている。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/03/03 18:52