開幕を3月2日に控え、対戦相手の水戸を想定した微細な戦術確認も増えつつ、練習場の雰囲気が高まっている。
18日から行われた別府キャンプに先駆けて田坂監督は「昨季の悔しさを挽回しようとする意志が最も強く感じられる」と今季のキャプテンに高木和道を指名。再びJ1昇格を目指すチームの手綱を託した。
昨季の悔しさについて問うと「いっぱいあり過ぎる。けがをしたこともそうだし、試合に出られなかったことも。もちろん降格も勝てなかったことも」と振り返る高木は「あのころはみんな勝てないプレッシャーを受けていたから、それ以上はあえて何も言わなかった。今季は思ったことは口に出していきたい」と語った。
「2位以内に入れたらラクやけど、最終節でギリギリプレーオフ圏内に滑り込んで最後に勝つ、どういう方法でも昇格することがすべて」
雄弁ではないが、質量のある言葉を発する新主将に率いられたチームは、昨季の雪辱を果たしに行く。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/02/28 13:53