アーノルド新監督のもと、今季の仙台は始動当初からほとんど、フィジカルトレーニングと戦術練習メニューの二本立てで練習を進めてきた。しかも短距離走を多くのセットに渡っておこなうハードなメニューも多い。だがその効果もあって、昨季から引き続きリハビリをしている上本大海と蜂須賀孝治を除く全選手が、大きなけがもなく開幕戦に向けた準備を進めている。
この“フィットネス・トレーニング”を指揮するのが、今季から加入のアンドリュー・クラークフィジカルコーチ。
「試合で予想される最高の状態を、選手達自身に知ってもらいたい」と、ハードなメニューで計測したデータをフル活用する。
自ら先頭に立って選手と同じメニューを軽快にこなすクラークコーチは、「選手たちはハードななかでもよくついてきてくれています。彼らは、長いシーズンを通したコンディション作りをするうえで必要な精神力を持っています」と手ごたえを得ている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/02/20 21:14