鳥栖市内にある朝日山公園に夜も明けきれぬ午前6時過ぎ、選手・スタッフが集まった。
未明からの雪により、実施されるかどうか危ぶまれたが5時50分頃に現れたユン監督が自ら1周し、コース状態を確認。結果、GOサインが下され、6時20分、地獄の朝日山特訓がスタートした。
スタッフが照らすライトを頼りに石段を登る選手たち
コーチ陣がライトを持って足元を照らすなどしてサポート。所々、階段も凍り、雪がちらつく悪コンディションの中、290段の階段を含むコースを全選手が設定された10周を見事に完走した。
階段を上る選手たち
終了後には頂上で「積もった雪を落とすくらいのつもりで」というユン監督の指示で今季の目標を絶叫。「監督も走れ!」や「休みをくれ!」など極限状態の選手たちは率直な思いを雪にぶつけた。
初体験となった菅沼実は「無心で走りました」と話せば、谷口博之は「きついっすね。目の前にある一歩を踏み出すだけです。これで強くなると思えば大丈夫ですけど今は何も考えられない」と全てを出し切った様子で話していた。
全選手が見事に完走
雪に向かって目標を絶叫する選手たち
(鳥栖担当 杉山文宣)
2014/01/22 14:51