川崎Fへの移籍が5日に発表された森島康仁。11日に川崎での新体制発表会見を終えた翌日の12日、大分のファンやサポーターへ別れの挨拶をするために、慣れ親しんだクラブハウスへと戻ってきた。
この日、森島に会いに集まったサポーターは約150人。その一人ひとりと握手やサインをかわしたあと、メディアの取材に応えた森島は「もっと大分にいたかった気持ちもあるけど、自分が成長するために移籍を決意した。FWとしての技術を磨きたい」と語った。
大分に在籍した5年半で最も印象深かったのは「最後の試合」。昨年12月22日に行われた天皇杯準々決勝・横浜FM戦で、延長戦へと持ち込む見事な同点ヘッドを決めながらも、その後に絶好機を外し敗れたことを振り返る。11、12年と2年連続で2桁得点。昨季はコンディションが上がらず出場時間が限られた中で7得点という結果を出した。
一昨年プレーオフでチームをJ1昇格へと導き、2度目のJ2降格も経験したエース。J1再挑戦、そしてACL出場に向け、新たな地へと旅立った。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/01/13 10:52