27日にクラブから古巣・札幌への完全移籍が発表された石井謙伍。ユース時代から札幌でプレーした石井にとっては復帰という形になるが、この移籍の決断は簡単なものではなかったようだ。「この4年間でチームに愛着が湧いていたし、愛媛の街も好きになった。何より、いろんな出会いがあり、たくさんの人にお世話になった」。しかし、プロである以上プレーヤーとしての成長を最優先して結論を絞り出した。
石井は09年終了後に札幌を戦力外になり、10年に愛媛に加入。「当時は(札幌を)見返したい思いだけでやっていたし、成長した姿を見せたかった」と振り返る。その思いは4年の月日を経て札幌に伝わり、5年ぶりの古巣復帰が実現した。
「試合に出ないと移籍した意味がない。強い気持ちをもってイチからやっていきたい」と言うようにこの移籍は新たな挑戦となる。札幌でさらに成長した姿を見せることで、“傷心”の愛媛の石井ファンを安心させて欲しい。
愛媛の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(愛媛担当 松本隆志)
2013/11/29 18:02