天皇杯3回戦では、J1の川崎フロンターレに延長戦の末、2-3と惜しくも敗れた徳島。
12日の練習後、試合について小林伸二監督は、「いい試合ができたんだけどね。先制点を取ったあと、すぐに取られたのがいけなかった。もう少し1-0の時間を長くして相手にプレッシャーを与えたかった。最後は、3枚選手交代したあとに、キム・ジョンミンが足をつっちゃって。残念だったね。レナトの個人技にやられた。(川崎は)ファーストタッチやターンとか、細かい技量がうまかったですね」と話していました。
また、「試合後の夜に風間監督から電話があって、『強いじゃないですか。今日の試合をコンスタントにやれれば、どこにも負けないんじゃないですか?』って言われたよ(笑)」と、サンフレッチェ広島の前身であるマツダ時代には「家族ぐるみで付き合っていた」(小林監督)という風間八宏監督から“激励”があったことを明かしてくれました。
「でもね、褒めてもらったけど、その“コンスタントにやる”っていうのが難しいよね。J1相手にモチベーション高くやれていた部分もあるだろうし。今はリーグ戦でも、内容がある試合でも競り負けてしまう。9月は1勝もできていない。先制しても逆転負けしている。弱さがあるよね。でも、今季の苦しい戦いが、来季に向けての“タメ”となれるように、残り6試合、一つでも順位を上げられるよう頑張ります」と、最後は前向きに囲み取材を締めくくりました。
(徳島担当 小田尚史)
2012/10/12 19:01