神戸は24日、吉田孝行が今季限りで現役引退することを発表した。「タカさん(吉田)と一番最初にやったのは、横浜マリノスがフリューゲルスと合併して一緒になったとき。そのあと神戸でも2年一緒にやっている」という榎本達也が、吉田との思い出を語った。
「日々のケアや練習に取り組む姿勢、考え方に関してはすごく影響を受けた選手の一人。すごく残念だし、『まだできるんじゃないかな』とは思う」と戦友の引退を惜しんだ。
神戸で主将も務めた吉田について榎本は「本当にサッカーを知っていて、背中で語るようなタイプだった。『ここぞ』というときの一言には説得力があった」と、そのキャプテンシーを振り返った。
「よくチームを見ているし、素晴らしい選手だった。そういう選手と一緒にやれたということは、僕にとっての財産になっている」。周囲の模範となりながら戦い続けた吉田に、榎本はいま一度賛辞を贈った。
栃木の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(栃木担当 片村光博)
2013/10/30 16:51