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　クラブ史上例を見ない夏場の豪華補強を実施したＧ大阪。レアンドロ選手と岩下敬輔選手は、既にその期待に応える活躍を見せていますが、２２日の浦和戦でついに“気まぐれな天才”の出番がやってきました。

　家長昭博選手は、パウリーニョ選手とのポジション争いを制して、浦和戦での先発が濃厚です。「守備をさせるよりも、攻撃面で家長の良い所を出せばいい」。松波正信監督も最前線での仕掛けやタメに期待しています。

　既に先日の天皇杯２回戦では２トップの一角としてＧ大阪復帰後初めての先発は果たしている家長選手ですが「どのポジションで出場しても僕のやり方でやる」とそのスタイルは相変わらずの“オレ流”。

　リーグ戦では移籍後初めての先発となりますが、家長選手はキッパリと言い切りました。「バランスは取りに行かない。攻撃に行くつもりだし、点も取りに行く。ただ、相手がボールを持つ時もあるので、その時には守備をしたらいいだけ。最初からバランスは求めない」。

　松波監督がしばしば強調する“バランス”とはまさにアンチテーゼな存在が家長選手という男。そのドリブルで相手チームのバランスを崩壊させる力を持つ半面、機能しない試合では自チームのバランスも失わせかねないもろ刃の剣である存在ではありますが、その才能は誰もが認めるところです。

　埼玉スタジアムに乗り込む背番号４１から目が離せそうにありません。