藤田祥史が第11節・名古屋戦以来、16試合ぶり4度目の先発が濃厚となった。ここまで16ゴールを挙げているマルキーニョスが左内転筋痛のため欠場が確実となり、久しぶりに出番が巡ってきた格好だ。
26日、中村俊輔とともに居残りでシュート練習を実施。強烈な弾道とコースを射抜くテクニカルなシュートを蹴り分け、約30分間の居残り特訓を終えた。
移籍加入1年目の今季はなかなか出番に恵まれず、マルキーニョスの影に隠れる形となっていた。それでも日々の練習で手を抜くことはない。「若いころはふてっていたけど、ふてっても良いことはないから」と笑顔で受け流せるメンタルの強さを身につけた。
鳥栖在籍時代の08年11月30日(第44節・鳥栖が4-1で勝利)には今節の対戦相手である仙台からハットトリックを記録している。「もう忘れた」と笑いつつも当時の記憶を詳細に語るストライカーが、その再現とともにチームを勝利へと導く。
横浜FMの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2013/09/26 14:35