「お見舞い?行きましたよ、入院は1週間、10日くらいかなあ」と話すのは、三原雅俊選手です。
お見舞いとは、先日、トレーニング中の負傷で全治6カ月と発表された林佳祐選手のこと。次の鹿島戦は、左サイドバックの相馬選手が累積警告で出場停止です。普段から、「相馬さんが出られない時に、自分にチャンスが来るようにしっかり練習がんばります」と、話していた林選手だけに、無念さは大きいはず。
そのところを同い年の三原選手に聞いてみると、「それは何も言ってなかったですね」とのことです。
林選手は胸のうちにそっと何かを秘めたのかもしれない・・・・そんな風にしみじみ考えていると、三原選手が続けました。
「2月くらいからアイツと僕で一緒にトレーニングを始めてるんですよ。初動負荷のトレーニングなんですけど、あいつ『それ、やり始めたからケガしたんや。あんなトレーニングをやめる!』って言ってましたね(笑)」
病院のベッド発、三原選手経由で届いた、ヤンチャな林選手の声に、少しばかり胸をなでおろしました。
もちろん、複雑な心境を抱えているのが事実でしょう。これから長いリハビリ生活が待っていると思いますが、ただただ、がんばってほしいと願うところです。
(神戸担当 小野慶太)
2012/08/30 21:33