8月10日、MFチアゴ・シウバ選手の獲得が発表されました。7月中旬から練習参加しておりこのたび正式加入となったのですが、背番号は10番。いわゆる『エースナンバー』です。
松本山雅FCの背番号10は昨シーズンから空き番号となっていました。08年から3シーズンに渡って背番号10を着けていた柿本倫明さん(現・クラブアンバサダー)への配慮があったからです。当時、まだ北信越リーグにいた松本において、多くの伝説的なゴール(例えばJFL昇格を果たすための大会である全国社会人サッカー選手権大会でのゴールや天皇杯での浦和レッズ相手に決めた先制弾は、サポーターにとって伝説でしょう)を決めたエースストライカー。「先日、柿本さんを紹介してもらい話をした」というチアゴ・シウバ選手。「今までもいろいろなチームで10番を着けて来たので自然体で挑みたい」とエースナンバーの重みに負けない活躍を誓っていました。
パルメイラスやアトレチコ・ミネイロでのプレー経験もあり、今季はここまでペルナンブーコ州1部リーグのチームに所属。日本でのプレーは初になりますが、「ミギ、ヒダリ、マエ、ウシロ、フリー……」とまずはピッチ上で使う単語をマスター。今後はあいさつなども日本語で行い、積極的にコミュニケーションを取っていきたいと決意は十分。「自分のサッカーに皆が合わせてくれるという甘い考えは持っていない。自分がチームに合わせていきたい。技術には自信があり、フリーキックを見てほしい」と語るチアゴ・シウバ選手の活躍に期待しましょう。
(松本担当 多岐太宿)
2012/08/17 21:40