第16節福岡戦では2失点したものの、続く前節・岡山戦では数字で結果に応える。ゲームを支配される中でも、鋭い飛び出しと安定のセービングで相手攻撃陣をシャットアウト。3試合ぶりの完封ゲームに大きく貢献した。
福岡戦からゴールマウスを守っているGK高木貴弘。上記の活躍もさることながら、キック技術の高さを買われての抜てきだ。彼の正確なゴールキックやパントキックは、攻守の一助となる。そして何より、神懸かり的なPKストップ連発でチームを救ってきたGK時久省吾を押しのけての先発奪取だから、行徳浩二監督の評価は相当に高い。
そんな高木の“J2生活”は、ついに99日に積み重なった。今節・長崎戦に出場すればJ2通算100試合出場を達成する。しかも舞台はホーム・長良川だ。
「勝たないと面白くないし、悔しい」
零封してもなお、そしてメモリアルゲームを前に。新守護神の見つめる先はホーム初勝利ただ一点。
(岐阜担当 村本裕太)
2013/06/06 18:26