2日、阪南大との練習試合を実施。開始8分で2失点する嫌な展開だったが、杉浦恭平、高柳一誠のゴールで同点にすると、今季ユースから昇格した前田凌佑の実戦初ゴールが生まれる。アディショナルタイムの逆転決勝弾という劇的な幕切れだった。
得点直後、並み居る先輩に囲まれ祝福を受けた前田は「いやもう、うれしかったです」と笑顔満面。「トクさん(都倉賢)が良いボールを上げてくれて、外したらアカンっていう気持ちでした」と振り返った。
ここまで公式戦の出場はない。「悔しさはある」と素直に話す前田だが、練習やトレーニングマッチをこなし、確実に自信をつかんでいる。
「最初は遠慮とかもあったけど、今は自分の主張も出せるようになってきた。でも、まだミスも多いですし、タメを作れてないこともある。試合の状況を見て、何が一番いいかを判断してやっていけばレベルアップしていくと思う」。
前田は日進月歩の成長を続けている。
(神戸担当 小野慶太)
2013/06/02 18:52