人生初の単身赴任生活を経験している平本一樹選手だが、聞くとまったく“モタない”男である。
ある日サポーターからソーセージを差し入れされた彼は、「家に鍋も皿もない」と頭を抱えていた。「フライパンで焼けば、すぐ食べられる」とアドバイスされた彼は、近所のスーパーで調理器具を買い、ソーセージを無事に味わったという。しかし「使うのは多分あれが最後ですね」(平本)。
食事は寮、コンビニ、外食で済ませ、家にある食器は「紙コップだけ」(平本)。家具は布団、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、折り畳み式の机くらいだという。そんな単身生活の中で、最近購入したという唯一のぜいたく品がDVDプレイヤー。空いた時間の充実に、大きな貢献を果たしているそうだ。
(甲府担当 大島和人)
2013/05/31 17:00