昨季10月の山形戦で全治5~6カ月という右ひざの大けがを負ったDFキローラン木鈴(当時は北九州に期限付き移籍)。長らくリハビリと別メニュー調整が続いていたが、21日の練習から部分合流を果たした。
22日の練習では対人練習こそ回避したものの、フォーメーション練習をこなし、復帰へ向けて着々と準備を進めている。チームへの完全合流まではあと2週間ほどかかる見込みだが、本人は「やっぱりボールを蹴るのは楽しい。今までは一人でリハビリをしていたので、チームのみんなとやれるのは楽しい」と心を弾ませる。
ただ、木鈴が試合出場を目指すCBのポジションはレギュラー争いが激しい。幾多のライバルに勝つために、本人は「ヘディングの競り合いやビルドアップ、ラインコントロールで勝負したい」と意欲的に語る。
「早くプレーの感覚を戻して試合に絡めるように。良い競争になれば」。
北九州で“武者修行”を終えた若手DFが、復帰への第一歩を記した。
(東京V担当 郡司聡)
2013/05/22 17:58