ナビスコカップ・第6節を翌日に控えた14日、対戦相手・大分の布陣[3-4-2-1]を想定し、ゲーム形式の調整が行われた。鹿島は同じ布陣の浦和と対戦したばかりだが、青木剛は「極端に言うと[4-1-5]みたいな形だった」と独特な戦法を表現し、試合を振り返った。最終ラインが流動的に変化し、相手陣内で数的有利を作り出す浦和。リーグ首位の大宮は、“オールコートマンツー”で浦和を倒して話題となったが、「大宮の試合は見なかった。あれは自分たちの戦い方」と、鹿島はコースを絞り、前線から献身的にプレッシングする「強み」で勝負した。しかし少なからず手応えは得たものの、結果は悔しさが残る敗戦に。「完璧ではなかった。同じ戦い方が一試合通してできるようにならないと」と、浦和戦を糧として次の戦いに向けて気を引き締め直した青木は「ここで勝って決めたい。そしてリーグ戦にうまく気持ちを切り替えていきたい」と、大分戦での決勝トーナメント進出を誓った。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/05/14 16:47