前節・浦和戦、前々節・湘南戦と、途中出場で攻撃を活性化した楠神順平。浦和戦では、試合終盤の87分、ゴールラインいっぱいのサイドに流れたボールを執念で中央に折り返し、山口螢の同点ゴールにつなげた。「今は与えられた時間と役割で貢献することを考えている」と話すが、チームに溶け込みつつあることは間違いない。
その流れで迎える今節は、前所属の川崎Fが相手。8日の練習後には「お世話になったクラブだし、等々力(陸上競技場)も思い入れのあるスタジアム。すごく雰囲気も良かった」と古巣について話すなど、試合を楽しみにしている様子が伝わってきた。
それと同時に「等々力ではホームでしかやっていないので、アウェイで戦うイメージができない」と苦笑いも浮かべる。ちなみに、「ブーイングと歓声ではどちらがいい?」という質問には「どっちでもいいですよ(笑)」とのこと。“アウェイ”の等々力で楠神がどのようなプレーを見せるのか、注目だ。
(C大阪担当 小田尚史)
2013/05/08 16:20