10日の練習は国見町にある「遊学の里」で行われた。「遊学の里」の隣には練習場を見下ろせる丘があるのだが、その丘の上まで続く階段は高木琢也監督の母校である国見高のサッカー部が走り込みの練習で頻繁に利用している。
この日、長崎の練習中にも高校生が何度もダッシュ階段を上り下りしており、練習場の隣を走る際には長崎の選手に対して大声で「こんにちはー」と走りながら絶叫していた。さらには丘の頂上では全員が揃って大声で国見高の校歌を斉唱。国見町の青空に冬の全国高校選手権でおなじみの国見高の校歌が響き渡った。
取材で報道陣に囲まれた高木監督は後輩に刺激されたのか「♪国見はうるわし ゆたけき国原 みどりしたたる明星ヶ原に」と校歌を歌うと、「今でも覚えているよ」と懐かしんだ。熊本とのバトルオブ九州を前に国見魂であらためて気合を入れていた。
(長崎担当 植木修平)
2013/04/12 17:12