9日の全北現代戦ではアディショナルタイムに追いつかれた浦和。しかし、チームの雰囲気は明るい。その明るさに一役買っているのはおそらく容易に想像がつくと思うが、森脇良太である。鳥かごでは誰よりも大きな声を上げていた森脇は、「勝てなくて悔しかったけど、ピッチで落ち込む必要はない。ネガティブな要素は排除したい。笑顔のあるところに良いものがやってくる」と、明るく努めている。また、その考えが表れているのがスパイク。森脇のスパイクには笑顔のマークが刺繍されており、「苦しく鳴ったときにこれを見るようにしている」。ただ、真面目な話で終わらないのが森脇。「全北現代戦は苦し過ぎて見る余裕がまったくなかった(笑)」。さらに、「ほかの選手にも苦しいときには見てくれ」と言っているようだが、返ってくる声は「なんだかよく分からない」。さすがのイジられキャラの森脇。プレー面はもちろん、キャラクターでも森脇の存在感は日に日に増す一方だ。
(浦和担当 菊地正典)
2013/04/11 19:18