18日、ビクトル・イバルボと小野裕二が負傷明け、初めての実戦をこなした。
磐田戦の翌日、鳥栖は鳥栖U-18との練習試合(30分×2本、諸事情により2本目の10分で終了)を行い、スコアは1-1だった。この練習試合で明るい材料となったのが負傷により、別メニュー調整が続いていたイバルボと小野が復帰したことだ。
イバルボは昨年6月に左ひざ前十字じん帯断裂、全治7カ月の重傷を負った。今年に入り、全治期間は過ぎたものの状態が上がらずに慎重な調整が続いていたが、この日、ようやく実戦復帰。約40分間、プレーし、時折、イバルボらしいスピードに乗ったスプリントも披露した。本人によれば、「負傷してから実戦は初めて」とのことで、「グッドフィーリング」とまずまずの感触だったようだ。
小野は沖縄キャンプでの序盤で足を痛め、そこから別メニュー調整が続いていたが先週になって、チームの練習に合流。小野もこの練習試合が今季初の実戦形式となった。小野は「自分の中ではまだまだ、全然という感じだったかなと思う。ルヴァンカップもあるし、そういうところでもっといいパフォーマンスを出せるように上げていければいい」と自身のプレー内容には物足りない様子。それでも、「試合はもう、できる状態。けがをしていた箇所の不安はもうない」とフィジカルコンディションには一定の手ごたえを得た様子だった。
前節・磐田戦ではイサック・クエンカが活躍を見せたが、そこにさらにイバルボ、小野が復帰となれば、前線の選手層は他チームがうらやむような陣容になることは間違いない。順調にいけば、4月中にもオールスターキャストが実現しそうだ。
写真:杉山 文宣
(鳥栖担当 杉山文宣)
2019/03/18 20:16