昨季はJ3参入後、最高成績となる6位でフィニッシュ。トップチームに高宇洋や一美和成(現・京都)らを送り出すなど、セカンドチームとしての機能性を見せたG大阪U-23は、今季から新たに就任する森下仁志監督のもと、さらなる成長を目指している。
磐田や京都などでも指揮をとった森下監督は、かつてG大阪でもプレーしたOB監督でもある。クラブに託されたミッションは、若手のさらなる引き上げだ。
1月の始動直後から、数多くの練習試合を組み込み、実戦形式で森下流のスタイルを浸透させてきた。その狙いは「うまい選手がしっかりと戦えるようになれば、これ以上の武器はない」というもの。
昨季のG大阪-23はリーグ屈指の攻撃力を誇った。森下監督は今季、「走る」「戦う」「諦めない」というタフなスタイルを選手たちに叩き込むつもりだ。
「トップの選手を脅かす選手を送り出したい」と話す森下監督だが、もちろんJ3の舞台で求めるのは結果でもある。
熱血漢の指揮官のもと、1月から着実にチーム作りを進めてきたG大阪U-23は、要所に見るべき選手もそろっている。堂安律(フローニンゲン)とはアカデミー時代からの同期で、ドリブルに長けた食野亮太郎は昨季J1でもプレー。「ここからもう一度トップに食い込む」とブレークを目指している。
そして『宮本恒靖チルドレン』の一人として昨季、トップデビューした高江麗央も「J3では圧倒的なプレーを見せないとJ1で通じない」と気合十分だ。
写真:下薗昌記
(G大阪担当 下薗昌記)
2019/03/09 10:10