愛媛は今節、敵地・熊本で今季最終戦に臨むが、シーズンをいい形で締めくくる勝利を手に入れるには“非情さ”も必要だとGK岡本昌弘は語る。
今節の対戦相手となる熊本はすでに降格圏の21位以下が確定しているが、J3上位陣の状況によっては21位を確保すればJ2残留の可能性もある。それだけに熊本は残留への一縷の望みを懸けてホームで死に物狂いで臨んでくることは想像に難しくない。
愛媛が勝利することは、熊本の望みを断ち切ることにも直結する。熊本には岡本にとって千葉時代のチームメートである巻誠一郎ら親交のある選手はいるが、「自分たちはプロ。慈善事業をやっているわけではない」と心を鬼にする。
「勝負の世界は非情なもの。熊本さんには申し訳ないけど、僕たちには僕たちの目指すものがある。自分たちの成長のために全力でプレーすべき。熊本は死ぬ気で向かってくると思うので、しっかり殴り合える準備をしていきたい」
プロとしての立場を崩すことなく、あくまでも自分たちにベクトルを向けて全力で勝利をもぎ取りにいくつもりだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2018/11/14 17:23