リーグ戦も残り2試合となった松本は、今節に栃木とアウェイで激突する。J1昇格争いが大詰めを迎え重圧もかかる中、「気持ちが昂るのは当たり前だと思う。モチベーションはいい意味で高まっている」と話すのは、最年長選手としてチームをけん引する田中隼磨だ。
前節・東京V戦では「相手のストロングな部分を消すのが自分たちのやり方だが、それをピッチ上でうまく表現できた」と振り返るように、対面の泉澤仁のよさを消す見事なディフェンスを披露。無失点勝利に大きく貢献した。前々節・大分戦で敗れたダメージは大きかったが、ほかの上位チームが足踏みしたこともあってJ1自動昇格圏を維持しており、「何か流れがあると思う」と言葉にも力がこもる。
10日に大分と横浜Cが勝利したことで、今節・栃木戦は何としても勝ち点3の欲しい一戦となる。ここまではうまく運を味方につけた側面もあったが、いまは自力でJ2優勝を果たせるポジションにつけているだけに、残り2試合の戦いぶりに注目が集まる。「いい流れを確かなものにするためにも栃木戦では勝利したい」と、まずは眼前の栃木戦に向けての決意を示した。
(松本担当 多岐太宿)
2018/11/10 16:47