横浜FCの斉藤光毅が、U-19アジア選手権の代表活動を終えて今週からチームに合流している。大会では、鋭い抜け出しと繊細なボールタッチから3得点を挙げて、U-20W杯出場権獲得に貢献した。「自分の特長をうまく出して結果も出すことができたのが良かった。結果を残せたというのは自信になった」。斉藤にとって、手応えを感じることができた大会だった。
ただ、ノックアウトステージでは無得点、ベスト4で敗退したという結果には満足できない。「準々決勝、準決勝では結果を残せなかった。自分はもっとできた。みんな疲労もあったと思うし、その中で自分がどれだけできるかというのを追求してやっていかないとダメ。そこは、もっと横浜FCでやっていかないといけないところ」。苦しい状況下でも特徴を出し、勝ちにつなげていくことが今後の課題となりそうだ。
大会期間中にはJ1で活躍する先輩やスタッフ陣から学ぶことも多かった。その中でも仲良くしてもらったという主将の齊藤未月との時間では「すごく刺激を受けた」という。「『ベルマーレ』って感じでギラギラしていた(笑)。自分もミツくん(齊藤未月)みたいに気持ちで戦う系なので、すごく刺激を受けたし、学ぶべきところが沢山あった。U-19の良いところをチームに反映できればいいなと思っている」。
リーグ戦は残り2試合。昇格が懸かったゲームで斉藤光の力が必要な局面も訪れるだろう。「自分の特徴を最大限に出して、走ることでチームに貢献したい。確実にJ1に行ったほうがチームとしても自分にとってもいい。そこは絶対に行かないといけない。行きたいというか、絶対に行く」。ギラギラとした若武者が、この最終盤に帰ってきた。
(横浜FC担当 高澤真輝)
2018/11/09 20:45