J2第39節・松本戦に勝利して首位浮上した大分。今季残り3節にして、チームを取り巻く人たちの士気も高まっている。
2日は長きにわたり大分FCをスポンサーとして支える「四ッ谷酒造」が、練習場へと激励に訪れた。大分県宇佐市に蔵を構える老舗で、麦焼酎「兼八」の蔵元と言えば全国でも知る人が多いはずだ。
5代目社長・四ッ谷岳昭さんはその「兼八」と「宇佐むぎ」の2種類の焼酎を、片野坂知宏監督に差し入れ。「監督が焼酎好きだと記事で読んだので。でも鹿児島出身だし芋派かな…」と心配そうだったが、片野坂監督は「なんでも好きですよ。いい成績を出して、シーズンが終わってからいただきます。いやあうれしい」と喜んだ。ちなみに焼酎の飲み方は「ほぼロック、水ちょい足し」が定番だ。
さらに四ッ谷社長は、片野坂監督と大分の焼酎の意外なつながりネタを把握していた。同じく宇佐の酒蔵「常徳屋」の代表・中園誠さんが、鹿児島商高サッカー部時代に、鹿児島実業高の片野坂監督と一緒に国体に出場した過去を持つという。証拠の集合写真もスマホに収められており、片野坂監督も懐かしそうに見入っていた。
チームは4日、J2第40節・横浜FC戦に臨む。ここでの結果が最終順位に大きく響く上位直接対決であり、スタッフも選手も気合い十分。オフに酌む焼酎が祝杯となるよう願う。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2018/11/03 12:43