今節は勝たなければいけない町田戦。勝つにはゴールが必要で、そうなればどうしても期待は攻撃陣に向けられる。
得点感覚に鋭さが増している城後寿、前節・金沢戦はベンチスタートで体力的にも余裕があるはずの松田力、ここ4試合は無得点だからこそ「そろそろか?」との予感もするチーム内トップスコアラーのドゥドゥにも期待がかかるが、やはり調子の波からすれば、石津大介(写真)とレオミネイロの二人への期待値はより高いものとなる。
石津とレオミネイロはともに2試合連続得点中。石津がここまで7ゴール、レオミネイロが4ゴールを挙げているが、彼らがネットを揺らしたゲームでの敗戦は一度もない。石津の場合が4勝3分け、レオミネイロは2勝2分けと、ともに勝点獲得に貢献している。
ただし、今回の町田戦で欲しいのは勝点3なのだ。ここ2試合で二人ともゴールをマークしたがチームの勝利には結びついておらず、だからこそ、町田戦では勝利につながるゴールへの欲求がそれぞれに高い。
石津は3試合連続ゴールへの期待と不敗神話の話を向けると「変に意識し過ぎるとよくないので」と少しの笑みを残して足早にその場から去ったが、その行動自体が意識している証でもあり、不言実行タイプであることからしても、町田戦での活躍は期待していい。
レオミネイロの場合はいつも通り落ち着いた表情で「期待に応えられるようなプレーをしたいね。3試合連続ゴールとなれば間違いなく勝利には近づくと思う」と、いつもどおりのナチュラルなテンションで、でもしっかりと3試合連続との言葉を口に出しながらゴールへの意欲を見せた。
これまでともに1試合複数ゴールを挙げたことはない。どちらかが今季初の2ゴールを挙げれば間違いなく勝利をグッと引き寄せることになるはずだが、さてさてどうなるか。3試合連続、不敗、初の1試合2ゴール。町田戦後にそんなワードとともに試合結果、もちろん勝利の知らせが届くことを期待したい。
(福岡担当 島田徹)
2018/11/02 20:01