前節・栃木戦で山口のワシントンが6試合ぶりに出場し、自身が出場する試合で初めて勝利をつかんだ。
8月7日から山口の練習に合流したワシントン。8月12日の第28節・徳島戦で途中出場し、その後は主にセンターバックとして先発出場してきたが、第34節・大分戦の出場を最後に出場機会を失った。
霜田正浩監督から「まだコンディションが上がっていないから試合で使えない」と伝えられたことを明かし、まずは減量を目指して食事に気を配り、「体のキレを増したい」と井田征次郎フィジカルコーチ考案の自主トレーニングに励んできた。
「大好物の肉やうどん、天ぷらを食べられなくて苦しかった」が、加入時から7キロの減量に成功。「霜田さんが正直に伝えてくれて助かったし、感謝している。井田さんも頑張っていろんなトレーニングメニューを考えてくれた。おかげでコンディションは上がった」と話す。
栃木戦はボランチで起用され、マッチアップするヘニキと競り合った。セカンドボールを拾って積極的に攻撃参加する好プレーを見せ、結果は1-0で勝利。ホームの維新みらいふスタジアムで4カ月半ぶりの白星を「チームを助けることができて本当によかった」と喜び、「初勝利できて本当にうれしい」と満面の笑みを見せる。
「すぐ試合に出てレノファを助けるつもりだったのに、残念ながら目標としていたJ1昇格は達成できなかった」と悔いはあるが、「霜田さんが言うように良い終わり方ができるように、チームと一緒に頑張りたい。ポジションは関係なく、コンディションが良い時は自信がある。サポーターのため、チームのため、残りの試合で全勝することを意識していく」と力強く話した。
写真:松原純
(山口担当 松原純)
2018/11/02 13:30