9月26日の明治安田J2第22節・京都戦で敗れた福岡はJ1昇格プレーオフ出場圏外となる7位に順位を落とした。そして、同勝点ながら5位につける大宮戦との大事な今節は、京都戦から中2日というコンディション的にもかなり不利な状況で戦わなくてはならない。
そんな厳しい状況下で、二人のDFがサポーターからすればとても頼もしく感じるだろう言葉を口にした。前節の京都戦を含めて、ここまで6試合で4バックのCBとしてコンビを組んできた吉本一謙と篠原弘次郎だ。
中2日で大宮戦を迎えることに関して吉本は「アウェイゲームから帰って来ての中2日のゲームなんて本当に久しぶり。コンディション的に厳しいことは確かだけれども、そんなことを言ってる場合じゃないし、やるしかない。個人的には京都戦の悔しさを少しでも早く返せる機会が来るという意味で、中2日のゲーム、大いに歓迎ですね」と言った。
篠原はプレーオフ出場圏外の7位になったことに関して「個人的には這い上がらなきゃいけない、という状況にものすごく燃えている」と言った。この言葉は決して強がりではない。篠原は第20節・大分戦で受けた2試合の出場停止処分後、ベンチ外、サブメンバー、途中出場と、それまで確保していた先発の座を失ったが、その時に「ここから這い上がって見せる」と言う言葉を繰り返し、実際に第29節の栃木戦から先発に返り咲いたのだった。
チームは3試合連続失点中だが、熱いハートのCB二人がきっと、大宮戦で無失点勝利に導く働きを披露してくれるはずだ。
(福岡担当 島田徹)
2018/09/28 19:58