日本代表に選ばれていた柏の伊東純也が13日からチームに合流。練習後には多くの取材陣に囲まれながら今回の代表活動を振り返った。
「アップ疲れした(笑)」と振り返るように伊東は後半の早い時間からきたるチャンスに向けて体を温めていたが、チームの流れもよかったためになかなか声はかからず。森保ジャパンの初陣となったコスタリカ戦のピッチに立ったのは85分のことだった。しかし、そこから8分後の90+3分に大仕事をやってのける。
右サイドで浅野からのパスを受けた伊東は相手DFと1対1の状況を迎える。そして「最初は縦に行ってクロスを上げようと思ったけど、中を見たときに微妙だったので打ってみようかなと思って打ったらCBがブラインドになって、GKが見えてなかったので入った」とカットインして左足を強振。「映像を見たらボールが速かったので、何でかなと(笑)。あんまりああいうシュートを打たないけど、あのときは打っていましたね。最初は巻こうとしたけど、敵もきていて(足の)振りを速くしたらああいう感じになった」と自身でも驚く強烈なシュートがネットに突き刺さり、昨季から練習を続けている形で記念すべき代表初ゴールを奪って見せた。
また、歴代の日本代表を振り返っても、中田英寿や遠藤保仁、ロシアW杯では柴﨑岳とゲームメーカータイプが背負うことが多かった7番を背負ったことに対しては「特に考えていないし、何にも意識していなかった。俺の中で7番はクリロナ(クリスティアーノ・ロナウド)のイメージだったので(笑)」と笑顔を見せた柏のスピードスター。ここからはクラブでのプレーに集中しながら「前線の選手はいい選手が多いので負けないためにもチームに帰って頑張りたい」とアピールを誓った。
(柏担当 須賀大輔)
2018/09/13 17:45